今日は、柴田堅太郎先生の御著書の紹介。
「中小企業買収の法務」
柴田先生は、司法修習54期で、
僕の2年先輩の先生です。
先日は、第一東京弁護士会新緑会で、
若手向けにこれまでの体験、
これから目指すところなど
色々とお話していただきました。
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本書籍では、事業承継型M&Aと
ベンチャー企業M&Aとに類型化して
法務上の問題を解説していくという
ことのようです。
また、本書の特徴としては、柴田先生自身が、
①事例を用いたほうが理解しやすい問題点は、
架空の事例を設定して、それを題材として解説した
②ある問題点が持つ当事者にとってのリスクを説明すること
に加え、当該リスクへの対処方法の提案に努めた。
交渉上の問題についても、妥結に向かうための譲歩案、
折衷案の提案に努めた
③日々の実務の中で感じているM&A取引実務上の問題点
や課題などのトピックについて触れたコラムを設けた
と書かれています。
実を言うと、当職自身、M&Aに関わったことはありませんが、
昨今、事業承継が話題になっており、
今年の中小企業白書概要でも、中小企業のM&Aは増えている
とされています。
中小企業診断士の先生方と話をしていても、
事業承継というキーワードが良く出てきます。
当職も、未知の世界ですが、柴田先生の力作を読んで、
新しい勉強をしたいなと思います。
弁護士だけでなく、中小企業診断士を初めとした
士業の先生方がおおよその概略だけでも勉強しておいて
損はない、というか、むしろ、得をする分野かと思います。