先日、Facebookで友人の方が、とてもいい!
と書かれていたので、購入してみた小説。
恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。@林伸次
紀伊國屋行ったらなくて、文教堂行ってもなくて、
ブックファーストで漸く見つけました。
恋愛小説でございます。
内容は、とてもよかったです。
バーを舞台として、お客さんがバーテンダーに自分の恋の話をするというつくりになっています。
いろんな恋の話があって、比較的早く読めます。
ちょっと気になったところを抜粋。
【恋愛には季節がある】
・恋愛は春から始まる。恋愛って春が一番楽しい。春の終わりはキス。ドキドキが一番高まった時に彼がキスしてきて、それで恋愛の春が終わって夏が始まる。
・二人だけの夜を経験して本格的に恋愛の夏が始まる。真夜中に突然、彼に会いたくなったりするのも夏の季節ならでは。
・この間、ついにLINEが既読になったのに返事がこないことがあった。その日、「あ、秋が始まった」って気がついちゃった。たぶんこれからちょっとずつ、やりとりが少なくなって、会うのも少なくなって、冬が来るんです。
・いずれは消える、もうすぐ終わると分かっている恋でも、最後の輝きを見届けるのが、その恋を美しくする気がする。そう考えると、恋の秋や冬の季節も切なくていいものです。
そして、出版社は、幻冬舎。
さすがっす。