労働案件を専門に取り扱う弁護士からすると、
やはりこれは見逃せないなと。
令和2年度「過労死等の労災補償状況」が公表されました。⇒こちら
新聞報道等もされてましたよね。
精神障害で労災認定最多608名と。
感覚的にも、最近、精神での労災認定が増えているなと感じます。
■ 過労死等に関する請求件数
2,835件(前年度比161件の減少)
■ 支給決定件数
802件(前年度比77件の増加)
うち死亡(自殺未遂を含む)件数:148件(前年度比26件の減少)
請求件数は減っているのか。これも、コロナでテレワークが多くなり、
これまでよりも労働時間が減ったのが一因なのかな?
それから、脳・心臓疾患に関する事案の労災補償状況
(1)請求件数は784件で、前年度比152件の減となった。
(2)支給決定件数は194件で前年度比22件の減となり、うち死亡件数は前年度比19件減の67件であった。
こちらは、少し減ってるのか。
そして、精神障害に関する事案の労災補償状況
(1)請求件数は2,051件で前年度比9件の減となり、うち未遂を含む自殺の件数は前年度比47件減の155件であった。
(2)支給決定件数は608件で前年度比99件の増となり、うち未遂を含む自殺の件数は前年度比7件減の81件であった。
およそ100件認定が増えているのか。自殺の件数は微減。
その原因としては、上司とのトラブルが一番多いとのこと。
原因のところを分析したら、色々なことがわかるかも。