問いに答える・質問に答える

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弁護士をやっていると(弁護士でなくても)、色々な方から、質問を受けるじゃないですか。

質問に真っ正面から答えるって、結構、盲点だったりしませんか?

例えば、以下のような問があったときはどう回答しますか。

【問】これをやるには、この手続きは踏まないといけませんか?

回答としては、

この手続きは踏まないといけません

この手続きは踏まなくていいです(踏む必要はありません)

という形になりますよね。

でも、問いを意識するということを忘れると、

この手続きは踏んだほうがいいです

という回答をしてしまうことも。

意識をすれば当たり前なのですが、

ふと、意識が飛んでしまうと、こうなっちゃうwww

自戒を込めてですが。

そんなことを考えていたところ、

中小企業診断士試験一発合格道場でも、

同じような記事を過去に上げていたようです。

そのときの記事が→こちら

題名は、「あなたは問いに答えていますか?」

ご覧いただければと思います。

それから、ふと思い出したのですが、

昔から、うちのボスは、訴訟において、認否・反論は極めて大事である、

認否をおざなりにするから負けるんだという趣旨のことを言っていました。多分、今でも。

弁護士としては、準備書面を書くにあたって、積極主張に力点を置くじゃないですか。

訴状に対する認否・反論、準備書面に対する認否・反論って、したり、しなかったり、おざなりにしたり、みたいな。

労働事件をやっていると、準備書面の量は大部になって、色々な主張が繰り広げられるわけですが、

積極主張だけに力点を置いていると、反論しなければならないのに、漏れが生じてしまい、

結果的に、何も反論していない箇所が出てきてしまって、負けてしまうということもありうるわけです。

そこで大事なのが、認否・反論です。

弁護士やってると、なんとなく、必要な部分に限り反論するとかって書いて、

自分の主張が弱いところは意識的に反論を避けて、捲ってしまいたくなりません?

そこをぐっとこらえて、一つ一つ、認否・反論をすると、反論に漏れがなくなるわけでございます。

質問に答えるという最初の問いからは離れてしまったかなwww