本屋さんで見つけた小説。
旅する練習 乗代雄介
ページ数も多くはないので、サクッと読める一冊です。
読み終えて、声をあげるほど泣いた。
好きなことがなにかひとつでもある人に、絶対読んでほしい。
中学入試を前にしたサッカー少女の亜美と、小説家の叔父。
コロナ禍で予定が消えた夏休み、二人は、徒歩で鹿島アントラーズの本拠地を目指す旅に出る。
期間は約1週間。利根川沿いをゆき、ドリブルをして、風景を描写する。
歩く、書く、蹴るーこれは練習の旅だ。
三島由紀夫賞、坪田譲治文学賞をダブル受賞