先日、読響の名曲シリーズに行ってまいりました。
チャイコフスキーの1日です。

この日の指揮者は、 セバスティアン・ヴァイグレさん。
常任指揮者です。
ピアノは、 黒木雪音さん。
コンサートマスターは、 林悠介さん。
長原さんが退団したので、今の読響の第一のコンサートマスター。
この日の演目は、
武満徹さんの 3つの映画音楽
チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番
チャイコフスキーの交響曲第4番
でした。
黒木雪音さんの ピアノは初めて聴いたのですが、
すごい アグレッシブな演奏で、 体全体を使っている感じでした。
そして表情もとても豊かで、 見ていて、
あぁ本当に音楽が大好きなんだな
と感じました。
彼女はダブリン国際コンクールで優勝した話題の新星です。
読響は、 この日が初登場との事でした。
久しぶりにチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を聴いて、
やっぱりいいなぁと思いました。
僕が最初にチャイコフスキーの中で好きになった曲が、まさにこの交響曲第4番です。
この交響曲第4番は、チャイコフスキーがメック夫人に捧げたものです。
彼女とは手紙だけの奇妙な付き合いであり、チャイコフスキーは夫人から莫大な経済支援を受けていましたが、直接会う事はなく、手紙だけがたくさん残されている。
そこには楽曲の内容や心情が細かく記載されているとのことです。
交響曲第4番は、やはり第4楽章の盛り上がりが最高です。
そして第3楽章はピッチカートだけというまた面白い演奏です。