弁護士として知っておきたい労働事件予防の実務

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新しい書籍が出ました。

弁護士として知っておきたい労働事件予防の実務と言う書籍です。

社労士との連携で、早期に適切なアドバイスを! と言うキャッチフレーズの本書。

とっても仲良くさせていただいている社労士の井寄奈美先生と濱田京子先生も執筆者に名を連ねています。

井寄奈美先生の事務所のホームページは→こちら

濱田京子先生の事務所のホームページは→こちら

また、一度お会いした名古屋の佐藤有美先生も執筆者に名を連ねています。

この書籍の特徴をはしがきが極めてわかりやすく書いてあるので、ご紹介。

本書の特色

本書は、社労士との適切な連携により、弁護士として労働問題の法的紛争化を防ぐ唯一の書であり、本書によって経験が浅い弁護士でも企業に対する適切なアドバイスが可能となる。

労働紛争は労使双方にとって不幸であり、両当事者の間に立ち、紛争を防止し、早期に解決するにはどうするか。これが本書の狙いである。

その前提として、紛争を生じさせない環境づくりが重要で、その実現に社労士の活躍が期待される。

類書にみられない本書の第1の特色としては、弁護士と社労士との協働による実務書という点が挙げられる。

もちろん、裁判手続に関する解説も充実させて、労使双方の弁護士による主張論争も展開する。

本書では、「労働審判」にも注目し、独立の章として実務経験をもとに詳しく解説する。

集団的労使関係については、「労働委員会」の活用に注目し、公益委員の経験等をもとに、独立の章を立てて解説する。

その中で、全国の状況も浮き彫りにすることで、実務界の実情が理解できる。

これらも類書にはない第2の特色といえる。

弁護士は、裁判だけに関与する実務家と一部で誤解されているが、本書では、裁判の場面に至る前に、労使紛争の予防に焦点を合わせ、紛争予防の場面で弁護士が社労士と協働する世界を描く工夫をしている。

社労士は、企業にアドバイスすると同時に、労基署での相談に応じた経験や労働局のあっせん委員の経験も執筆に生かし、本書は労使双方に寄り添う内容となっている。これが本書の第3の特色である。