先日、厚生労働省が、
令和6年度個別労働紛争解決制度の施行状況
を公表しました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/newpage_00201.html
この公表資料のポイントは、以下のあたりかなぁと。
労働条件の引下げが増えているというのは、
景気が悪くなってきているってことなのかな?
- 総合労働相談件数は高止まりしており、助言・指導の申出件数とあっせんの申請件数は前年度より増加
- 総合労働相談件数は120万1,881件で、5年連続で120万件を超え、高止まり
- 民事上の個別労働関係紛争における相談では、「いじめ・嫌がらせ」の件数が引き続き最多
- 「いじめ・嫌がらせ」の相談件数は54,987件で、13年連続で最多だが、前年度比では8.5%減少。
- 民事上の個別労働関係紛争における相談、助言・指導の申出、あっせんの申請の全項目で、「労働条件の引下げ」の件数が前年度から増加。
- 「労働条件の引下げ」の相談件数は30,833件(前年度比2.0%増加)。
- 助言・指導の申出は1,103件(前年度比7.8%増加し最多)。
- あっせんの申請は399件(前年度比5.0%増加)。
- あっせんの申請においては「解雇」が最多
- 「解雇」のあっせん申請は792件で、前年度比0.1%減少したが、最多。
- 申請件数は3,866件で、前年度比4.9%増加。
- 処理件数3,782件のうち、30.2%が当事者間の合意成立。
- あっせん申請人もほとんどが労働者(98.6%)。
解説音声も作ってもらいました。