先日、厚生労働省から、
「雇用の分野における障害者の差別禁止・合理的配慮の提供義務に係る相談等実績(令和6年度)」
が公表されました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_58773.html
この公表資料のポイントは、以下のとおりかなと思います。
- ハローワークに寄せられた障害者差別および合理的配慮の提供に関する相談件数は438件で、前年度に比べて78.8%増加
- このうち、障害者差別に関する相談は98件、合理的配慮の提供に関する相談は340件。
- 合理的配慮に関する相談内容としては、「上司・同僚の障害理解」「相談体制の整備、コミュニケーション」「業務内容・業務量」に関するものが多く、具体的な職場での調整や理解が求められている
- 障害者差別に関する相談内容としては、「募集・採用時」が最も多く、次に「配置」「解雇」に関するもの
- 都道府県労働局長による紛争解決の援助申立受理件数は2件で、前年度の10件から減少。
- 障害者雇用調停会議による調停申請受理件数は11件で、前年度の9件から増加。
- 公共職業安定所が行った事業主への助言件数は13件(法違反に係るもの)、指導件数は1件。
- 都道府県労働局長が行った勧告件数は、前年度に引き続き0件。
音声の解説も作ってもらいました。