平成30年度商店街実態調査報告書概要@中小企業庁

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皆さんご存知でしょうか。

中小企業庁は、3年に1度、全国の商店街に対し、景況や直面している問題、取り組んでいる事業等について調査を実施しています。

https://www.chusho.meti.go.jp/shogyo/shogyo/2019/190426shoutengai.htm

今回、平成30年度商店街実態調査報告書が公表されました。

本体はページ数が多いので、概要をこちらに。

190426 平成30年度商店街実態調査報告書概要

商店街というと、廃れていくというイメージがありますが、それをどう食い止めるのか。

中小企業診断士の実務補習では、商店街に対するコンサルを専門にしている先生にご指導いただき、実際に、都内のある商店街で勉強させていただきました。

そのときに感じたのが、やはり高齢化。

今回の調査報告でもそのあたり書かれています。

 

ポイントをまとめると以下のとおりです。前回調査=平成27年度調査

  • 1商店街あたりの店舗数は減少(前回調査54.3店→今回調査50.7店)
  • 1商店街あたりのチェーン店舗数は増加(前回調査4.1店→今回調査5.7店)
  • 商店街の業種別店舗数は、飲食店(32.2%)が最も多い(次いで衣料品・身の回り品店等(20.1%)、最寄品小売店(15.8%)等)
  • 商店街の平均空き店舗率は増加(前回調査13.17%→今回調査13.77%)
  • 空き店舗の今後の見通しは、増加すると回答した商店街(53.7%)が最も多い
  • 商店街組織の専従事務職員(パート、アルバイト含む)は0名の商店街が74.8%
  • 商店街の最近の景況は、「繁栄している(繁栄の兆しがある含む)」が増加(前回調査5.3%→今回調査5.9%)、「衰退している(衰退の恐れがある含む)」が増加(前回調査66.9%→今回調査67.7%、「まあまあである(横ばいである)」が減少(前回調査24.7%→今回調査23.5%)。
  • 商店街への来街者数は、3年前と比べて、減った商店街は減少(前回調査56.6%→今回調査55.1%)、増えた商店街は増加(前回調査11.2%→今回調査11.8%)
  • 外国人観光客数は、3年前と比べて、変わらない商店街が最も多い(57.5%)が、増えた商店街も一定数存在(21.3%)。減った商店街は1.4%。
  • 外国人観光客の受け入れについて、取り組んでいない商店街が多い(行っていない商店街は77.6%。行っている商店街は8.7%)。
  • 商店街が抱える問題は、経営者の高齢化による後継者問題が最も多い(64.5%)(次いで店舗等の老朽化(38.6%)、集客力が高い・話題性のある店舗・業種が少ない又は無い(36.9%)等)。前回調査に比べ、店舗等の老朽化が回答割合上位3位から2位に上昇。

マーカー引いたり、思いついたことを手書きで記載したものが↓のものです。

190512 【読了】 190426 平成30年度商店街実態調査報告書概要