終盤のネタバレ後に間違いなく前をめくり返して驚く こんな小説あるのかと

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先日、本屋さんで見つけた文庫本

世界でいちばん透きとおった物語 杉井光

王様のブランチで超話題! 絶対に予測不能な衝撃のラスト

ネタバレ解禁!

10万部突破

 

衝撃のラストにあなたの見る世界は「透きとおる」

大御所ミステリ作家の宮内彰吾が死去した。宮内は妻帯者ながら多くの女性と交際し、そのうちの一人と子供までつくっていた。

それが僕だ。「親父が『世界でいちばん透きとおった物語』という小説を死ぬ間際に書いていたらしい。何か知らないか」

宮内の長男からの連絡をきっかけに始まった遺稿探し。編集者の霧子さんの助言をもとに調べるのだが。

不測不能の結末が待つ、衝撃の物語。

「」の謎が解けた時、完結する透きとおった物語。ここに、純粋な仕掛けへの愛がある。 北村薫

洗練された文章に惹き込まれ、清らかな物語に心を掴まれました。 けんご

 

とのこと。

 

ヒントは、紙の本でしか体験できない感動がある!という点です。

この小説ですが、1章が20頁くらいであり、とても読みやすかったです。

そして、話の展開的には、惹き込まれはするものの、そこまでの感動というか、へーーというのはなかったのですが、

それがそれが、最後の最後に、もしや、これって?とカラクリに気づくと、ページを1枚1枚めくることになると思います。

そして、それに気づいたとき、おそらく、読者は、

「ヤベェよ、これは」

と独り言を言うと思います。

僕がそうでした。

まじかー、これすごくない?ここも、あそこも、ここも、全部、そうじゃん!って。

北村薫さんが帯に描かれているのは、まさにその終着駅。

からくりがわかって全てを理解した時に、

 

ああ、本当に透き通っている

 

って思えます。

 

8月5日 鳥羽博道(ドトールコーヒー名誉会長)

努力にも段位がある

八段の努力をしないと商売はうまくいかない。

けれど、人間性が大事。一生懸命やっていれば、こうなるっていう期待や打算があってはいけない。

無心でなければいけない。それが人生を展開していく大きな鍵になる。

 

これ難しい。期待や打算があってはいけない。。。まじか。まぢか。無理だよ、これは。

無心で。まだまだ修行が足りないようだ。