ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を聴きに行ってまいりました

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令和5年11月12日、サントリーホールにウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を聴きに行ってまいりました。

ウィーン・フィルといえばコロナの時も来日して、演奏をしたことでも有名です。

ウィーン・フィルハーモニーは、世界中の音楽史の潮流に身を置き、影響を与えてきたと言われています。ウィーン・フィルの理念の支柱は、芸術的・組織的な意思決定の過程全てをオーケストラのメンバー自身の手に委ねる民主的な組織であること、そしてウィーン国立歌劇場管弦楽団との密な共生である。規約では、ウィーン国立歌劇場管弦楽団のメンバーのみが、ウィーン・フィルの団員になることができると定められている。また、演奏会の構成やレパートリーの選曲、指揮者やソリストの起用に関して、オーケストラ自身が全て行うという民主的な体制も特徴的である。

2023年で38回目の来日になるとのことでした。

指揮者は、トゥガン・ソヒエフさん。

今回の演目は、シュトラウス交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」とブラームス交響曲第1番でした。

ブラームス交響曲第1番はハ短調作品68です。ここで質問、いや問題。短調って意味なんでしょうか分かりますか?

僕はこの間まで知りませんでした。短調と長調とがありますが、長調は明るい感じの曲で、短調は暗い感じの曲だという風に教えてもらいました。

正直、シュトラウスについては、馴染みのない曲で、冒頭の部分でおっと思ったものの、その後睡魔が僕の脳を襲い、混濁状態になってしまいました。気づいたらもはや終盤、取り返しがつかないので仕方なく続けて眠りました。

そして後半はメインであるブラームス。ブラ1です。僕はブラ1について言うと、サイトウキネンオーケストラの小澤征爾さんの、めちゃくちゃ熱い指揮、そして演奏で育ってきました。

この日のブラ1については、水が流れるような演奏でした。淡々と流れていく感じ。

ブラームスの交響曲第1番は、ブラームスがめちゃくちゃ時間をかけて悩んで悩み尽くしてようやく完成した曲だという風に言われております。ベートーベンを意識をし、越えられない自分に対する葛藤、そういったものがあって十数年かけて作った曲だと言われています。

小澤征爾さんは、ブラームスの交響曲第1番については、きっと、ブラームスが長年かけてようやく作ったぞと熱い気持ちを持って作ったと思われたのかなぁと思います。なので、あんなに熱い演奏、指揮四になっているんだろうと思います。

ソヒエフさんは、ブラームスが長年かけてようやく作り終わりとてもホッとした気持ちで、そして清んだ気持ちでいたと解釈して指揮をされたのかなと思いました。水が流れるように淡々と、大きな抑揚もなく、スーッと行く感じ。

この日の感想の言い合い会では、キーワードとして

無難

という言葉に落ち着きました。

個人的な好みとしては、やはりもう少し抑揚があった方が良かったなあと思いました。

まあこれは人それぞれの好みだと思います。

でも4万2000円はちょっと高かったような気も・・・

14 マハトマ・ガンジー(インドの政治指導者)

他人に変わって欲しければ、あなたが自ら率先して変わるべきだ。

ガンジーは、世界に変化を望むのであれば、自らが手本となれと言っている。

そもそも、他人に変わってほしいと思うこと自体が、どうなのかなと思う。

こうして欲しい、ああして欲しいということはあるにせよ、変わって欲しいというのは、何だか違和感があるんだよね。