先日、日本法令から、
就活前に知っておきたいサクッとわかる労働法が出版されました。
笠置先生といえば、労働側で、めちゃくちゃ有名な先生。
ニュースになるような事件も多数担当されております。
僕もある事件で相手方として対峙させていただきましたが、凄いです。
後輩の弁護士ではありますが、手間を惜しまないその対応に感動すら覚えました。
こちらもちゃんとやらないといけないなと刺激をいただいたんですよね。
はしがきを引用させていただきました。
この本は、主として高校生~大学生(法学部生以外の方)が、労働法の重要な部分についてわかりやすく理解できるよう、工夫して作られた本です。
労働法については、これまでたくさんの教科書が出版されています。私自身、法学部では労働法学者の先生が書かれた労働法の教科書を読み、講義を受けて勉強をしていました。
私たちは日頃、労働者側の弁護士として労働事件に携わりながら、労働トラブルに巻き込まれる方が一人でも少なくなるよう、各地の高校や大学で、労働法に関する講演を行っています。私たちの講演を聞く方の多くは、法律を勉強したことのない方です。
法律を勉強したことのない方に、労働法のポイントをよく理解していただくためにはどのように話せばよいだろうかーさらに理解を深めたい方のために、どのような本を勧めればよいだろうか。
講演活動を始めるようになってからの、私たちの最大の悩みでした。
労働法の教科書は、当然ながら、法学部で労働法を学習しようという方や、会社の中で人事労務に携わる方向けに書かれていることが通常です。しかし、これでは高校生や法学部ではない大学生にとっては、オーバースペックです。
この本では、あえて重要な論点にしぼって、労働事件に携わる弁護士の観点から、トラブルに遭った場合にはどうすればよいかというところまで含めて、わかりやすく解説しています。皆さんがアルバイトや就活をするとき、また就職した後で困ったことがあったときに、ぜひ何度も読み返してください。ご自身が置かれている状況をどのように理解し、何をすればよいのかを考えていく一助となれば、これほどうれしいことはありません。
それでは、労働法とはいったいどのような法律で、皆さんをどのように守ってくれるものなのか、一緒に勉強していきましょう。
4月11日 関根潤三(プロ野球監督)
実は黙っているほうが怖がられる