揺さぶられる正義

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揺さぶられる正義 監督:上田大輔さん

先日、ポレポレ東中野で、見てきました。

これを知ったのは、

Googleアラートで、

毎日ニュースを取り寄せているのですが、

その中に偶然あったため。

まず、最初に言いたいのは、

多くの人に見てほしい。

とりわけ、法曹三者(弁護士、検察官、裁判官)

は見るべきだと言いたい。

どんな研修なんかよりも、

どんな座学での勉強よりも、

重要なことが

この映画には込められている。

https://yusaburareru.jp

映画館に備え付けられていたチラシ

揺さぶられっ子症候群(SBS)を巡る冤罪事件がテーマ。

そして、報道の在り方も1つのテーマ。

この映画で、一番、僕の心を刺したのは、

5年以上もの長期間、勾留され、

一審有罪、二審無罪、

現在上告審の判断待ちの

今西さんが語った言葉(一語一句正確ではありません)

一度、黒と思われたら

白にはならない。

信用してもらいたいならば、

自分がまず100%相手を信用する

本当に、そうだなと。

人間、どうしても偏見があって、

なんとなく、なんとなくで判断している

ことがかなりあると思う。

印象もそう。

ホームページの予告動画を見ていただければ、

そこでも今西さんの言及がありますが、

これ映像流す必要ある?ってところ。

動画での広告、認知を広めることが非常に多く行われる現在、

動画って、凄い印象を与えるけれども、

それは、人の気持ちを良いようにも

悪いようにも誘導することができる

マジックなのかもしれない。

非常に怖い。僕らは、印象に左右されず、

真実を見る眼を養わなければならないのだろう(自戒をこめて)。

そして、今回のテーマの中で、

医学の難しさを改めて痛感しました。

医師の方々の意見が重視されるわけですが、

そこに見落としはないのか?

それを素人が発見するのは難しい。

医師同士でも見解が分かれるわけですが、

裁判官は、どちらが信用できるのか

を判断しなければならない。

そして、もちろん、弁護士もそう。

弁護士が医師から色々なことをレクチャーを受けて、

勉強して、それで、ここちょっとおかしいんじゃないか?

それを見つけなければならない。

僕の場合、結構な数の労災民訴案件に

携わっておりますが、

医学的によくわからないことがしょっちゅうあります。

労災認定がされる前提として、

医師の意見があるのですが、

それが微妙なんではないか?ということも結構あります。

医者が言っているから

そうだとは思ってはいけない。

もちろん、医師の方々が、ちゃんと診断していないなんてことを言っているわけではありません。

でも、間違いはあるわけです。わからないままスルーするのはよくない。

そう言う意味で、医学意見は、ブラックボックスに近いと思った方が良い。

安易に信じてはいけないと思います。

あと、この映画では、

医師の方がお二人出てくるのですが、

1名の方は、机がとっても綺麗で整理されている

もう1名の方は、机がとっても汚く整理されていない

個人的には、昔から思っているのですが、

机が汚い人は仕事ができない

これを言うと反感を買うのはわかっているのですが、

僕が見てきた中でも、まぁ当たっていると思うんですよね。

仕事が汚いって、

仕事をする姿勢がなってないんじゃないかと思うんですよね。

それから、この映画を見て、

出てくる弁護士の先生方の情熱には頭が下がる思いでした。

改めて、しっかりと仕事をしないといけない、

仕事ともっともっと真摯に向き合わない

といけないって思わせてもらいました。

加えて、専門的なスキルを習得することは、

多くの同種案件に携わることを可能にし、

そして、さらにその専門的なスキルが向上する

というプラスの連鎖になるんだろうなぁと改めて思いました。