大腸がんの手術から2年経過

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ちょうど2年前の今日。

僕は、NTT東日本関東病院で、

ロボット手術、ダヴィンチによる腸の切除の手術を受けました。

大腸がんが見つかったためです。

2年が経って、健康には全く問題がありませんが、

やや自分の中でも風化してきてしまっており、

健康に対する配慮が欠けているような気もしてきたので、

ここで1回しっかりと見つめ直しという意味で、

2年前のことを振り返りたいと思います。

以下は、全て令和5年、つまり2023年の出来事です。

① 7月5日

7月5日にNTT東日本関東病院人間ドックを受け、その結果が返ってきたのですが、便潜血検査で、血便があるということで、要精密検査ということでした。

②  8月10日

8月10日に診察を受けたところ、大腸内視鏡検査をやっておきましょうということになり、生まれて初めての大腸内視鏡検査を8月29日に受けることになりました。

③  8月29日

大腸検査の場合には、経験のある方はわかると思うのですが、下剤を飲んで便を全て出し切ります。

下剤を飲むのが結構辛い。僕の場合は、朝一番から検査だったので、前日夜に500mlの下剤を定められた時刻に少しずつ飲み、翌朝も5時に起きて、500mlの下剤を飲み、便を出し切ったところで、病院に向かいました。

そして、怖いながらも、麻酔を打ってもらって、大腸内視鏡検査を迎えました。検査をしているときは、全く意識がないというよりは、意識が虚虚ろな感じで、ぼんやりしている感じでしたが、大腸内視鏡検査をされている先生方が、なんだか色々と揉めている、というか、色々と話している、「どうする?」みたいな話が聞こえてきたんですよね。

そして、終わった後に、医師の先生から説明を受けたのですが、「大腸がんですね」って言われました。

僕は、「えっ、大腸がんの可能性が高いってことですよね?」って聞いたのですが、「いいえ、大腸がんです」と言われ、がん宣告って、張り詰めた空気の中で言われることなのかなと思っていたのですが、そうでもなく、あっさりという感じでした。

医師の先生が言うには、腫瘍の大きさが2センチを少し超えているので、内視鏡で切り取れるギリギリのレベルなので、入院してもらって内視鏡で切り取りたいと思いますとの提案でした。

僕は、びっくりしながらも、入院に承諾し、9月14日に人生初の入院をすることになりました。

④  9月14日〜9月16日

9月14日に、NTT東日本関東病院に入院し、下剤を飲んで、翌日の内視鏡手術を迎えました。ちなみに、下剤は、冷やしてあると結構飲みやすいことがわかりました。看護師さんが、冷やした方が飲みやすいよってことで冷やしてくれていました。

そして、9月15日に、内視鏡手術を行い、無事に腫瘍を切り取ることができたという話をいただき、この後、腫瘍を生検するので、その結果を踏まえて今後の対応を考えるということになり、9月16日に退院しました。

⑤  10月5日

10月5日に、診察を受けたのですが、そこでは、腫瘍は取り切れたものの、粘膜下層にまで及んでいるので、転移している可能性があることから、念のため、腹腔鏡での手術をすることを勧めていただき、それに同意させていただき、担当の医師が、消化器内科の先生から外科の先生にスイッチいたしました。

外科の先生からは、腹腔鏡手術をロボット(「ダ・ヴィンチ」)支援下で行うことの提案をいただき、それに同意させていただき、10月23日から約2週間の予定で入院し、手術をすることが決まりました。2週間、事務所を空けて仕事ができない状況であり、その間に裁判の期日があったり、講演があったりしたのですが、事務所のみんなに協力をしてもらったり、主催者の方にご説明をして延期をしてもらったりで、なんとか調整をすることができました。入院までの間には、数回、病院を訪れて、色々な検査を行う必要がありました。

⑥  10月23日〜10月30日

10月23日午前10時に入院手続きを済ませ、病棟に。まず最初に看護師さんから採血と鼻の綿棒を入れられて、検査。腕の採血がなかなか見当たらなくて、右手の甲から採血。その後、リハビリの先生、薬剤師の先生などが部屋にいらっしゃいました。この日のお昼は、低残渣食ということで、全粥、魚くわ煮、大根煮にんじん、梅びしお、オレンジジュースでした。

午後2時過ぎに、リハビリの先生方がいらっしゃって、筋肉量などを測定。体重は86kg、体脂肪率は38%、筋力は普通でした。手術翌日から、歩き出す必要があるとの説明を受け、本当かよーって思う。午後3時に下剤(マグコロール散50グラム)を飲む。これは、まあまあ呑みやすい。

午後3時15分に、口腔外科に呼ばれて、口の中を綺麗に、歯石を取ってもらう。また、マウスピースも出来上がってました。つけてみると、結構しっかりしてるなと。その後に、マウススポンジの使い方を教えてもらう。手術後、口の中から細菌が入って腸に影響を及ぼすことがあるので、口腔外科で、口の中を綺麗にしておく必要があるとのことでした。ちょうど、歯石を取りたかったところなので、一石二鳥。そして、部屋に帰ると、手術室の看護師さんが来てくれて、明日の予定を説明してくれた。明日、朝一番で手術のようだ。

午後5時前には、手術後にお世話になるHCUの看護師さんが説明に来てくれ、「手術終わった後、痛かったら、遠慮しないで看護師を呼んでください」と言ってくれて、看護師さんを呼ぶハードルを下げてくれました。

午後6時には主治医の先生が来てくれて、がんの場所が下行結腸に近いS状結腸にあること、できる限り、血管を取らないで手術をしたいので、4時間程度はかかるななぁと言っておりました(結果、皮下脂肪と内臓脂肪が多くて、手術に6時間程度かかったらしいです)。夕飯は、全粥、清し汁、ハンペン、えび団子餡掛け、南瓜煮皮むき2分の1、のり佃煮、グレープゼリーでした。

午後8時にお風呂に入って、アルジネードウォーターを飲み、午後12時くらいまで仕事をして就寝。

10月24日、手術当日。午前5時半に起床。顔を洗って歯磨きして、アルジネードウォーターを飲んで、マウスブラシを使って、熱計る。看護師さんからは、「血圧高いねー」と言われる。

午前8時過ぎに呼ばれて、自分の足で歩いて手術室に向かう。手術室では、ダ・ヴィンチを発見。そこまで大きいものではありませんでした。手術台に乗り、硬膜外麻酔をしてもらったのですが、痛みは殆ど感じず。その後、全身麻酔をしてもらったのですが、息を吸っているときに、もう意識はなくなってしまい、気がついたら手術が終わった後でした。

手術室からHCUに運ばれているときに、「手術終わりましたよ」と言われ、記憶は定かではないのですが、午後4時くらいだったと思います。意識はおぼろげで、お腹の痛みもあるんだけれども、右肩が痛すぎて、右肩がほんとに全く上がらない状態でした。その日は、寝たり起きたり、寝たり起きたりをずっと繰り返していました。

10月25日午前9時頃、リハビリの先生が来てくれて、HCUの中を10m程度歩きました。かなり辛かったのですが、何とか、少しずつ、ゆっくりと歩くことができ、リハビリの先生から褒められました。

そして、午前11時に病棟に戻り、昼食はジュースのみでした。カテーテルが局部に取り付けられていたのですが、違和感があって、座ると押し付けられるような感じがして、めちゃくちゃ違和感。寝るにしても、背中の硬膜外麻酔が外れちゃいけないということもあって、姿勢にめちゃくちゃ気を使いながら寝るという感じでした。

この日も疲れているからか、何度か病棟の中を歩いて、深呼吸の練習をして、寝ることを繰り返していました。スマホを見るのがとても億劫で電源をオフにしていました。全く余裕がなくて、何も対応できないし、対応したくないという気持ちが強く、ただ寝てたいという感じでした。

10月26日は、6時起床し、歩いたり、深呼吸の練習を繰り返しました。朝食はジュースのみで、昼食から重湯の予定ということでした。この日は、手術から2日後ということもあり、身体もそれなりに動くようになり、2時間おきに、100mくらい歩きました。立つとき、座るときに傷口が痛むものの、歩いているときには傷口はあまり傷まなくなっていました。昼食は、重湯と野菜スープとオレンジジュース、夕食は重湯と野菜スープと牛乳でした。今回の僕の誓いというか、自分への約束は、ご飯は残さない、全部食べ切るということでした。よく病院のご飯は美味しくないとか言いますが、病院の方が、早く体調が良くなるように作ってくれているので、その思いはやはり患者として大切に受け止める必要があると思ったためです。そして、手術から2日後ともなると、頭が痒い。頭が痒くて、掻きまくる。あと、入院のときには、アイマスクがあったらよかったなと思いました。夕方、主治医の先生が来てくれて、経過が良ければ、10月30日、31日あたりに退院でもいいかなぁとのことでした。手術後、右肩が痛いのは、ずっと続いていたのですが、10月26日夜あたりから、痛みがひき始め、27日朝には不思議と痛みがなくなりました。主治医の先生が言うには、手術中、数時間、同じ体制で、また、肩に負荷がかかる姿勢であったので、痛みがあるけれども、じきに治りますと言われていたのですが、本当にそうでした。

10月27日は、6時に起床し、なんと、この日、手術後初めての便が出ました。それまでガスは出ていたのですが、便が出なくて不安だったのですが、便が出たときは、「おー、やったー、出たー」と言う言葉が出てしまいました。そして、7時に硬膜外麻酔が取れて、背中がスッキリしました。この日の朝食も、重湯、野菜スープ、豆乳、高カロリー飲料でした。この日は嬉しいことばかりで、なんと、10時30分に、カテーテルが抜けました!カテーテル抜く時は、そんなに痛くないと聞いていたのですが、まぁまぁ痛かった。息を出しながら、抜いてもらうのですが、時間にしておよそ10秒弱。新しい下着を装着したのですが、なんと、数時間後に見てみたら、血だらけになってました。。。なので、カテーテル抜いた後の下着は、古いものが良いです。昼食は、重湯、野菜時スープ、野菜ジュース、夕食は、重湯、野菜スープ、乳酸菌飲料。このあたりになると、結構元気になってきたのですが、点滴が外れないので、色々と不便。本を読むにしても、点滴がずれてしまって機械が「ピーピー」鳴って、看護師さんに迷惑かけるので、基本YouTubeを見たり、大三国志というゲームをして過ごしました。

10月28日も午前6時に起床。朝食は、重湯、野菜スープ、牛乳、高カロリー飲料。そして、昼食から5分粥、鶏団子味噌煮、冷やしトマト皮剥き、梅びしお、白桃のフルーツ缶。五分粥って美味しいなぁと。固形物を無事に食べれて感慨深い。夕食は、五分粥、清し汁花麩、白身生姜煮、春雨マヨ和え、のり佃煮。食のありがたさを実感。そして、この日に念願の点滴も取れて、全解放!そして、シャワーも入って良いと言われたのですが、ちょっと怖かったので、頭洗って、体を拭くだけにしました。

10月29日も午前6時に起床。朝食は、五分粥、味噌汁白菜、カレイ煮魚、お浸しほうれん草、梅干し、牛乳。レントゲン次第で、10月30日の退院も可能という言葉をいただきました。昼食は、全粥、チキンボールクリーム煮、煮浸しちんげん菜、のり佃煮、ミカンのフルーツ缶。待ちに待った全粥。幸せすぎる。夕食は、全粥、中華スープ卵、麻婆豆腐ささみ、大根煮、梅びしおでした。

10月30日も午前6時に起床。最後のご飯は、全粥、味噌汁小町麩、豆腐と野菜煮、煮浸し白菜、卵のご飯ソース、牛乳。午前10時に退院の手続きをして、無事に帰宅。帰宅して、少し外を散歩して、帰ってきたら、睡魔に襲われて、ひたすら眠る。

退院後、家で仕事をしたり、散歩に出たりし、11月2日には、お昼過ぎに事務所にリハビリ出勤をしてみたのですが、11月3日から、なぜか熱が40度近くまででて、熱が下がらず、18時間ぶっ続けで眠るなどしていたのですが、全然治らず、病院に行ったところ、血液検査の結果、炎症の値が高いということで再入院の可能性を示唆されたのですが、なんとか再入院にはならずに済みました。

⑦  11月8日

11月8日、診察を受け、生検の結果、リンパ節への転移がないがわかり、がんの治療もひと段落となりました。今後は、3ヶ月に1回、血液検査、半年に1回、CT検査、1年に1回、内視鏡検査、これを5年間やることになります。

それにしても、今回の入院で、医学って本当に凄い、医師の方、看護師の方、医療従事者の方々には頭が下がる思いでした。

最終的に、ステージは1でした。

1年見逃すとステージが1上がるとも言われました。

やっぱり早期発見。

大腸内視鏡検査は是非とも受けてほしい。

大腸がんで亡くなっている人は本当に多いんです。