先般、社会保険労務士白書2022年版が公表されました。
掲載元は→こちら
そして、読ませていただきました。
ページ数は80ページ以上というボリューミーな感じ。
現在、社会保険労務士の会員数は4万5000人とのこと。
第1章では、社労士制度発展に向けた取り組みが書かれています。
第2章では、社会保険労務士について書かれています。
第3章では、組織・財政等について書かれています。
第4章では、関連資料が掲載されています。
読んでみた感想は、
そこまでの読み応えはなかったというのが正直なところ。
そこまで面白くはなかったかな。
第1章の内容は面白かったのですが、それ以外がちょっと。。。
特に、第2章では、社労士の先生方が、どれだけの数のあっせん代理をし、また、補佐人をしているのか、
その数の統計、そして、報酬額の統計等が全くなかったのが、残念だなと。報酬額の統計等は難しいのかもしれないけど、
数は出せるのではないかなと。
社労士の先生方と定期的に勉強会をはや10年やっているのですが、あっせん代理の経験がある先生は極めて少なく、補佐人に至っては皆無。
特定付記で、あっせん代理ができるのに、それを使わないのはもったいないし、
あっせんの答弁書なりを起案してみるということは、本当に勉強になると思うのね。
読むのと書くのとは違うんですよね。
一番、インパクトがあると感じたのは、16ページのところ。
私たち社労士は、労働社会保険諸法令に関する顧客情報を取り扱う専門士業であることから、企業の法定三帳簿(労働者名簿、賃金台帳、出勤簿)を中心に多くのデータに触れながら、業務を遂行していく。行政手続を行うために使用してきた数値も、個別ではそれ以上の意味を持たないが、複数集積し、比較・分析することで、当該企業の労務管理の方向性を検討するときの参考資料とすることもできる。
これですよ、これ。
3号業務、と言われているけれど、これってすごいと思うのよね。これらのデータを使えば、最近、顧問先の従業員の離職率が高いなということを感じれば、退職時面談をやって理由を聞いてみましょうとか、法律とは異なるコンサルティングもできると思うのよね。
来年には、あっせん代理の数、補佐人の数くらいは上げてほしいところかな。
10月31日 渕上貴美子(杉並学院中学高等学校合唱部指揮者)
合唱力を高めるポイント
自分を知ること、声を磨いていくこと、人の心が読める、あるいは感じられるということ
ここでも人の心を読むことの大事さが書かれています。
相手の立場に立ってみる、ふと迷ったら、これをやってみることをお勧めします。