やっぱりパーヴォ・ヤルヴィは最高でした

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先日、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団のコンサートに行ってまいりました。

指揮者は、パーヴォ・ヤルヴィさん。

ピアノは、ブルース・リウさん。

今回の演目は、

ベートーヴェン献堂式序曲

ラフマニノフピアノ協奏曲第2番

ベートーヴェン交響曲第5番運命

でした。

ブルース・リウさんは、

2021年10月の第18回ショパン国際ピアノコンクールで優勝をされた方です。

この時の準優勝が反田恭平さんです。

数ヶ月前に反田恭平さんと藤田真央さんのラフマニノフを聞きましたが、

今回のブルース・リウさんの演奏は、桁違いの凄さでした。

男性的な力強いピアノでした。まさに圧巻という感じです。

繊細かつ男性的で、透明度が高く、

ギリシャ彫刻のような左右対称の完璧な造形美のある演奏でした。

反田恭平さんと藤田真央さんも良かったのですが、

個人的にはブルース・リウさんの演奏が一番良かったです。

感情を超越した客観的な美しさに陶酔してしまった。

音楽はコミュニケーションの手段、

ピアニストだけにとどまる人生にしたくない

というインタビューを見たが、

ずっとピアノを私たちに聴かせ続けてほしい。

 

そして後半ではベートーベンの運命でした。

最近あまり聞いていませんでしたが、久々に聞くとやはり良い曲だなあと再実感をしました。

運命といえばやはり第1楽章の最初のところが有名ですよね。

個人的には第3楽章から第4楽章へ入りそしてフィナーレへと行くところの高揚感がすごい大好きです。

そして久々に、パーヴォ・ヤルヴィさんの指揮を聴きましたが、

やはりパーヴォ・ヤルヴィさんってすごいんだなと、改めて感じました。

そして、今回、こじんまりしたオケでしたが、

金管木管が完璧。なにより弦の立ち上がりが際立っていました。

最後は、歓喜がホールいっぱいに突き抜け、

興奮した聴衆は拍手せざるをえない。

音楽は生き物だった。

ベートーヴェンが爆発していたなぁと。

僕が一番最初にパーヴォ・ヤルヴィさんを見たのはもう6年ぐらい前でしょうか、

N響の首席指揮者になってすぐだったと思います。

あの時も圧巻の指揮で、オケだけでなく、お客さんも一体となる感じがすごかった。

今回も、本当に圧巻でした。

本当に良いコンサートでした。

 

10月21日 藤沢秀行(囲碁九段・名誉棋聖)

伸びてくる人の共通点

伸びてくる人間というのは発奮するエネルギーがすごい。

一流と言われる人は、自分の未熟さをよく知っているから、

下の人よりももっと勉強する。

だから、下の人はなかなか追いつけない。

だからこそ一流なのです。

 

基本に立ち返り、基本をおろそかにせず、常に勉強。

これが一番。でも、これが難しい。