令和5年「中小企業の賃金事情」調査結果について

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令和5年12月25日ですが、東京都産業労働局から、東京都における「令和5年「中小企業の賃金事情」調査結果の概要」が公表されました。

公表は→こちら

調査結果の概要ですが、令和5年7月の全常用労働者の平均賃金は、所定時間内賃金が37万9774円、所定時間外賃金が2万7300円で合計40万7074円とのことでした。

また、令和4年の全常用労働者の年間給与支払額の平均額は567万7727円とのことでした。

令和5年7月の所定外労働時間数は平均で8時間28分とのこと。これを多いと見るのか、少ないと見るのか。

年次有給休暇の利用日数は10.5日、利用率は66.4%とのこと。

そして、調査結果の概要ではなく、全文も公表されています。

全文の公表は→こちら

結構大部なのですが、見ていくと面白いの発見。

17頁に役付手当の支給状況というところがあるのですが、

集計企業のうち、役付手当を支給する企業は66.4%であった。このうち「同一役職の支給額は同じ」と回答した企業は60.5%、「同一役職でも支給額は異なる」と回答した企業は37.5%であった。

え??ええ???(゚∇゚ ;)エッ!?

役付手当、役職手当って、役職に対する手当であって、同じ役職であれば同じ金額というのがあるべき姿よね。

でも、そうではないことが結構ある。A課長とB課長とで役職手当の金額が違うなんてことも。。。

大体、どうしてですか?って聞くと、頑張っているから、って、うむ、なるほど。。。

そして、この統計でわかったのは、37.5%もの企業が、そうなのねってこと。ちょっと驚いた。。。

74 藤沢周平(小説家)

たとえ先行き不透明だろうと、人物払底だろうと、われわれよりは少し賢い政府、指導者の舵取りで暮らしたいものである。安易にこわもての英雄を求めたりすると、とんでもないババを引き当てる可能性がある。