先日 読んだ小説です。 めちゃくちゃ泣けました。めちゃくちゃ感動しました。
テーマは、愛とは何か。 死に行く人が残ったものに対して何を残すのか。
本屋さんで見つけて即購入しました。
恋愛小説、結構大好きです。
彼女が遺したミステリ 伴田音
婚約者の一花が病気でこの世を去った。
哀しみにうちひしがれる僕に1通の手紙が届く。
送り主は亡き恋人。 そこに記してあったのは、「謎解き」だった。
彼女から出される謎を解いていくたびに、明かされていく恋人の想い。
喪失と再生。
「誰かを愛するということ」の大切さが胸に刺さる、涙なしでは読めない恋愛ミステリー。
第6回「双葉文庫ルーキー大賞」受賞作
この世を去った彼女が、恋人に遺したのは、温かくて切ない「究極の愛」。読後、自然と流れる涙を止めることはできない。
至高の恋愛ミステリー
号泣必至
「行く先々で出会う人達がみんな優しくて、主人公を励まして背中を押してくれているようでした。それらも全て婚約者である一花の おかげなんだろうなぁと、深い愛を感じました。遺された悲しみ、遺して逝かなければならない悲しさをひしひしと感じて、読んでいて辛いところもありました。でも最後まで読んでよかった。一花の想いに涙が止まりませんでした」(TSUTAYAサンリブ宗像店・渡部知華さん)
この小説は恋愛ミステリーですが、読んでいてとてもわかりやすいです。
いわゆる謎解きだと、最後の最後までよくわからないということもありますが、 この小説では、謎解きを複数回に分け、1つクリアすると次に行く形になっています。
そして読み手に対する配慮として、1つの謎解きについて、その後に回想という形で、ネタバレをするという形になっています。そして、亡くなる一花が、謎解きを仕掛ける場面も出てきます。
つまり、①遺された彼氏が謎解きをする、②謎解きに関連する一花と彼氏の昔の想い出エピソードの回想、③一花による謎解きの仕掛けのときの状況、その三位一体が合わさることで、感動に導かれます。
この本でもテーマになっている
愛とは何か。
誰かを想い、何かを捧げる。それが愛の本質。
この本を読むと、最後の最後、本当に自然と涙が溢れてきます。
僕は夜中の2時くらいに読了して、見事に泣いてしまいました。
でもなんだか清々しい涙でした。大好きな人を大切にしようと改めて思わせてくれる本でした。
2月18日 山本一力(作家)
歳を重ねて、できないことが増えるのもいいなと思うこともある
何事も気の持ちよう。できないことが増えるのをストレスと感じるか、むしろ、これまでできたことに感謝をするか。